2012年03月09日

妊娠中の腰や膝の痛み

妊娠をされて骨盤が広がりはじめると、腰や膝に痛みが出ることがありますね。では、なぜ痛みが出るのか。そのとき骨盤や腰周辺はどのようになっているのか説明していきます。


正常な骨盤の場合、脊柱(背骨)の重さを真ん中の仙骨が支え、さらにその横にある左右の寛骨が支えるような状態で背骨を支えます。

この時、背骨の腰部分の骨と骨の間にある椎間板というクッションの役割を果たす所は圧迫されておらず、きちんと背骨の重さを緩和する役割を果たします。また骨と骨の間から伸びている神経にも圧迫はなく、神経伝達の不具合はありません。


妊娠中の腰や膝の痛み妊娠中の腰や膝の痛み




妊娠中に腰に痛みが出た方の場合、真ん中の仙骨と左右の寛骨の間に隙間が生まれ、左右の寛骨の支えが無くなり背骨全体の重さを仙骨だけで支えるので、仙骨に大きな負担がかかります。

背骨の重さを仙骨だけで支えるようになったことで、腰部分に負担がかかります。これにより、骨と骨の間に圧力がかかり、椎間板はつぶされた様な状態になるので、クッションの役割を果たすことができません。そのため骨と骨の間が狭くなり、この部分から伸びている神経が圧迫され、体の不調をひきおこします。




妊娠中の腰や膝の痛み妊娠中の腰や膝の痛み


妊娠により骨盤が広がり骨盤や骨格が上記の様な状態になると、骨盤まわりや腰の筋肉だけで体を支えようとします。
それにより、筋肉に過度に負担がかかり硬直してしまいます。そして妊娠中は動きが少なくなり運動不足にもなり筋力が落ちるので、さらに筋肉は硬くなってしまいます。

このような状態になると関節への圧迫と筋肉の疲労が加わり腰に痛みが出る様になります。

妊婦さん以外でも椎間板ヘルニアと診断された方は同じような原理です。





 

 

 


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Posted by ボディバランス整体院 at 14:43 │マタニティ

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